ビールメーカーやコーヒーメーカーからもらったメーカーの社名入り陳列棚や冷蔵庫。メーカーとしては広告宣伝になりますし、お店としても無料でもらえて得した!なんて喜んで使っているかもしれませんが、本当に無料でしょうか。
無料でもらったら収益になる!?
お店が資産を無償でもらった場合には、その資産の価値相当が収益として認識されます。
つまり、税金の対象になるということです。とは言っても、資産なので、固定資産になり減価償却として将来的には費用も計上されます。
もらった資産が社名入り陳列棚など広告宣伝にもなる場合には収益になる金額は、資産価値の2/3となり、この金額が30万円未満であれば利益を認識する必要がありません。
広告宣伝用とされるものは
(1) 自動車(自動三輪車及び自動二輪車を含む。)で車体の大部分に一定の色彩を塗装して製造業者等の製品名又は社名を表示し、その広告宣伝を目的としていることが明らかなもの
(2) 陳列棚、陳列ケース、冷蔵庫又は容器で製造業者等の製品名又は社名の広告宣伝を目的としていることが明らかなもの
(3) 展示用モデルハウスのように製造業者等の製品の見本であることが明らかなもの
(注) 広告宣伝用の看板、ネオンサイン、どん帳のように、専ら広告宣伝の用に供される資産については、その取得による経済的利益の額はない。