こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。
昨日は銀座のミタスカフェさんにて『利益を上げるための工夫』について座談会を開催しました。
板前のいるカフェは珍しいですよね。
日替わりランチはカフェらしくないメニューがあり、お昼時には賑わっていました。
座談会は奥にある個室で。
雰囲気のある調度品が並びます。カフェにこのような個室があるのも珍しいです。
デザートセットを注文してから座談会のスタートです。
参加者のみなさんのトーク前に私から『利益』についてお話させて頂きました。
損益計算書で見える利益と見えない利益
一言で利益と言っても様々な利益があります。損益計算書で見えるもので5つ。
そして、損益計算書では見えないけれど重要な利益があります。
損益計算書で見える利益
- 売上総利益(粗利益)
- 営業利益
- 経常利益
- 税引前利益
- 税引後利益
損益計算書で見えない利益
- 限界利益※
※限界利益=売上-変動費
どこの利益を上げるか
お店全体の最終的な利益を上げることが目標ですが、漠然と利益と言っていても仕方ありません。
どこの利益を伸ばすのか考える必要があります。
売上総利益(粗利益)
商品力がものを言う利益です。価格設定や仕入れ原価について考えます。
営業利益
広告、人件費、家賃その他お店を経営するにあたりコストについて考えます。
限界利益
おしぼりやペーパーナプキンなど売上に連動してかかる経費を洗い出します。
利益を上げるためにやるべきこと
今回は座談会ということで、堅い話よりも現実的な具体例を参加者同士でシェアできました。
プレオープンの3日間に命を注ぎ口コミで売上を上げ続けている方
フロント商品で目をひきリピーターを作っている方
宣伝方法をオープン時と変える必要があると気付いて方向転換した方
自分のお店が開業する前なのか、したばかりなのか、順調になってきたかで課題は異なります。
しかし、共通してやることは『事業計画の策定』です。
メニューの決定、価格設定×席数×回転数の確認、仕入れ、アルバイトのシフトなど把握しなければなりません。売上、売上原価、変動費、固定費はもちろんですが、資金の流れもしっかり確認しましょう。
とくに開業の際は、内装、コーヒーや料理の味にこだわる傾向が強いのですが、しっかりと現実の数字に落とし込む必要があります。事業計画にはコンセプトを決める理由を明確にして、軸を作ったうえで、お店作り、数字作りをししましょう。
背中を押してもらいました
ご参加頂いた方からご感想いただきましたのでご紹介します。
キッズフラワー教室 K.Hさま
たくさんたくさん勉強させてもらいました。色々お話を聞いていただき、お茶会での話とも、ガンゼンやる気が出てきました。
思っていたこと、考えていたことが、やっぱり間違えていなかったこと。そして、それを信じて胸を張ってやっていけばいいのだと、背中を押してもらえた気がしました。
先生方、これからもお世話になります!私、頑張ります!!上手く書けなかったけど、今日行って良かった♪