こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。
今日は確定申告の無料相談会を担当してきました。
小規模事業の方や年金受給者が対象ですが、小規模事業の方でも相談にいらっしゃる方はすでに帳簿つくりが終わり、収支内訳書をお持ちでした。
そうです。もう昨年の帳簿付けが終わっていてもいい頃ですね。
帳簿をまとめて付けていませんか?できれば月ごと、なるべく日々つけられればいいですよね。帳簿は確定申告のためではありません。
売上や原価は何で把握してますか
原価は頭で把握しているしとか、売上はレジでわかるという状態になっていませんか。
というのはお金がいつの間にかなくなってしまいます。
日々の日報だけに頼っていませんか。
あとから先月売上いくらだったとか、仕入れはいくら、どれだけ仕事用に雑貨や消耗品買ったかわかりますか?
このようなものを把握するために必要なものが帳簿です。
帳簿は義務だからつけるのではない
税務の観点から、平成26年から確定申告をする必要がない人も商売(お金をもらって商品やサービスを提供)している人は帳簿を作ることが義務が付けられました。平成25年までは小規模の人は義務はありませんでした。
しかし、商売してるんだから利益を把握するために帳簿って当たり前なのです。だから税法でも義務化しますということになりました。ごもっともです。なぜなら、もともと帳簿って確定申告のために作るものではないのですから。
確定申告のためだとしたら、辛いだけの作業になります。
でも、自分のお金を手元に残したいという気持ちで帳簿をしっかりつけるのであれば続きます。ここで大切なのはとりあえず帳簿を付けるのではなく、お店に合った帳簿を作ることです。
お勧めは会計ソフト
帳簿をつけるのであれば複式簿記と呼ばれる方法でつくりましょう。いわゆる会計ソフトがこれを解決してくれます。
会計ソフトではグレードの違いはありますが、経営分析までできる機能があるものがほとんどです。最近では初心者向けのクラウド会計もあり、銀行口座やクレジットカードの取引が連動するなど、以前に比べ楽になっています。もちろん、機能を使いこなせないと意外と大変だったりします。
自分で帳簿をつけるか委託するかは別問題です。
できないものやストレスになるものは税理士などに委託するのも手です。
初めの設定、経理の仕組みづくりなど悩まれたらご相談ください。
個別サポートなどもご用意しております。