こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

確定申告の準備はお済みですか。
1年間帳簿溜めてしまったということはよくある話。

だいたい、簿記わからないし、数字苦手だしというところです。
帳簿つけるのにそんなにたくさん知識は必要でしょうか。

 

個人事業の店主に簿記検定の受験は必要?

経理をやるのに簿記何級あればいいですか?
簿記3級とっておいた方がいいですよね?

経理の仕事に就くのであれば、3級の勉強くらいはしていた方がいいかもしれません。しかし、個人事業主の皆さまは別に経理を仕事にするわけではないですよね。

本業があって、そのお金を管理するために経理を行うわけです。なので、ひとつひとつ覚える時間はもったいないとしかいいようがありません。当たり前ですが、ご自身の経理をするために、簿記検定を受験する必要はありません。

それよりも、本業を大事にしましょう。

 

簿記の知識なしで帳簿を作るポイント

簡単な帳簿は家計簿を少し進化させたものと考えましょう。そして、最近の会計ソフトはよくできています。

とは言っても専門用語がわからない。
「勘定科目」って?「貸方」?「借方}?なにそれ?
『そもそもそんな言葉すら聞いたことないよ。』というあなたも大丈夫。
どんな費用にお金を払ったか、似た種類でまとめていくだけです。
そのまとめる項目が「勘定科目」。これに振り分けさえできれば大丈夫。

 

勘定科目のポイントは、

青色申告なら「青色申告決算書」
青色申告以外なら「収支内訳書」

こちらの書式から拝借してしまいます。

そう、この書式には、確定申告に必要な情報はここに書いてね。というものです。
だから、最低限はその書式に書いてあることを整理すれば問題ないということ。ここに損益を記載するものがありますので、そこから費用項目を使います。足りない科目があれば少しだけ追加。これで使う項目は決まりました。あとは、自分が良く使う経費を項目ごとに振り分けて一覧表を作ってしまいます。

例えば、
『旅費交通費』
→ 電車代、バス代、タクシー代

『通信費』
→ 携帯電話代、インターネット代 など

慣れてくれば覚えてしまうでしょう。はじめにまとめてしまえば、あとは楽です。

 

書式はこちら↓

青色申告決算書

収支内訳書