こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。
カフェをオープンするためにはどんなお金がかかるのでしょうが、「こんな出費予定していなかった!」なんてことのないようにしておきましょう。
お店をオープンするために用意しておきたい資金は次の3つです。
物件取得資金
自宅カフェなどでない場合は、お店をオープンするために欠かせません。
店舗を借りるためには、次のような出費があります。
保証金
敷金と同様に退去時に返還されます。
6~12か月分を支払うことが多く、一部償却と言って返還されない部分がある場合があります。
権利金
契約時に物件のオーナーに支払う礼金で、返還されません。0~2ヶ月分が多い。
仲介手数料
物件を斡旋してくれた不動産屋さんへ支払う手数料です。家賃の1か月分が相場です。
造作譲渡費用
居抜き物件のを借りる場合の内装設備費などを前の借主に支払う場合があります。
内装状況により金額は変わります。
家賃
契約月と翌月分の家賃を前払いします。
店舗投資
お店をより良いものにするための投資です。
どこまでこだわるかよって変わってくる部分でもあります。
店舗内装費
お店のデザインや施工にかかる経費です。
厨房機器
冷蔵庫、食洗器、オーブン、製氷機、調理器具など
中古にする方もいますが、メンテナンス費など将来的な支出もしっかり考えておきたいところです。
レジ
飲食店はレジを導入しましょう。
売上集計はもちろん、税務上の証拠にもなります。
備品
お店の装飾、食器など
販売促進費
チラシ、メニュー、HP、看板など広告にかかる費用
通信設備
電話、有線放送やWi-Fiなどの通信環境
その他開業資金
ユニフォームやタイムカード、文房具などの細かい支出も見積もりましょう
運転資金
お店をオープンしたあとに維持していくための資金です。
利益が出てお金がまわるまでには最低でも数か月はかかります。
また、さらに発展させること、そして、ご自身の生活費もかかるとなれば、1年分以上の運転資金を余裕を持っていた方が好ましいです。
全額自己資金は難しいときは
ここまで見て頂いていかがでしたでしょうか。
充分貯金でできる方、退職金を充てる方、全額は難しそうだなと思う方と様々だと思います。実際に3つめの運転資金や生活費がない状態でのオープンは厳しいと言えます。
全額自己資金で難しい場合には金融機関からの融資も視野にいれましょう。
そのためには、上記を参考に事業計画や資金計画を立てていくら必要なのかを考える必要があります。
オープンしたい立地の不動産情報はもちろん、周辺のリサーチ、設備の見積もりなどもしっかりと確認しましょう。