自称『数字が苦手』とおっしゃる経営者の方がいらっしゃいます。
本当に苦手でしょうか。
数字が苦手というよりは、決算書の言葉が苦手なことが多いのです。
また、単純にその数字をどのように見ればいいのかということ。
決算書の数字がどのようにできているかをいつのタイミングで数字になっているかを知るだけでも変わります。
ご自身の事業に関する数字はいかがでしょうか。
目標営業件数〇〇件
店の座席数
客単価
市場シェア
リピート率
成約率
販売枚数
などなど、、、、
社内で使っている数字は多いはずです。これらの数字が売上や費用のもととなっています。
売上や経費の単純な算式
決算書の損益に関する数字は単価×数量でできています。
これだとまだわかりにくいですね。
売上だと 客単価×客数
原価は 仕入単価×販売数量
家賃も 坪単価×坪数
というような感じです。
飲食店の売上を例にとってみる
数量の「客数」を分解すると「座席数」、「回転率」はもちろん「通行人数」、「来店率」などが売上の数量を構成します。
では、さらに来店率を分析していくと、「店舗イメージ」、「商品構成」、「レイアウト」、「販売促進」、「天気」、「時間帯」などが数字に影響しているのです。
そうです。数字を作っているのは数字ではない、さまざまな環境によるものとなっているのです。あなたの事業にしっくりくる数量と単価はなんですか?
売上や仕入れの増減について、こんな視点から決算書を見てみると次の手が見えてきますね。