税務調査ってどんなイメージでしょうか。
無愛想なおじさんが来て税金を取られる?
何もなくても小さな税額でお土産を渡す?
ウソの念書を取られる?
いえいえ、一概にそんなことはありません。
まじめにウソなく帳簿を付けましょう。
大切なものは「証拠」
税務調査を受けるにあたり、用意するものがあります。
●総勘定元帳
●賃金台帳
これらを確認しながら、合わせてそこに記載された内容が本当かどうかを確認します。
つまり、「証拠書類」が必要です。
最近ではネット決済も簡単にできたり、メッセージのやりとり、電話のやりとりだけで終わる時代です。
しかし、それでは証拠が残りにくくなっているのも事実です。
ネット上のやりとりは印刷できるようにしておきましょう。
事前準備が大切
税務調査の前には事前に会社で書類を確認し、不備がないか確認します。
このように過去に振り返って準備すると、税務調査官の質疑にはほぼすんなり回答することができます。
税務調査=税金を取られる?
よく、お土産に税金をという言葉を聞きますが、税金は税務調査官のお土産に渡すものではありません。
そして、「税務調査=税金がかかる」わけではありません。
税務調査はしっかりと法律に従って経理処理されているか確認されます。
この処理がしっかりとなされていれば追加で課税されることはありません。
また、場合によっては処理ミスにより還付されることもあります。
税務調査は経理を効率化する絶好のチャンス
私は税務調査が好きです。
税務調査の冒頭は書類を見るのではなく、業務フローをヒアリングします。自分では気づいてなかった無駄や間違え、モヤモヤしていた処理など、今までの経理のやり方を見直すタイミングにもなります。
自分の事業はお金の面、利益の面からどう捉えられるのか理解することは今後の経営にとってプラスです。
何も知らずに行うことと、出口を知って同じ行動をとることは全く結果はことなります。
税務調査が来たら「ラッキー♪」と思ってみてくださいね。
もちろん税金がかかることもありますが、今後のプラスになる要素もありますよ。