こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

 

記帳代行はもう古い?

当事務所では原則として記帳代行、つまり会計ソフトの入力はお受けしておりません。自社で処理を行い、タイムリーな業績把握により、経営に役立てることをお勧めしています。
だからと言って、『はい、やってください』というようなことはありません。会計ソフトの入力方法はもちろんですが、経理に至るまでの流れの交通整理から行っています。

この、最初に交通整理を行うことがとても重要です。設立当初などで会計ソフト入力をサポートする場合にも、自動化できる部分や業務の無駄を省く交通整理に力を入れています。
それは、会社のお金の流れを経営者がしっかり把握することにより経営改善や資金繰りに繋がるからです。

 

会計ソフトの入力は○○○○を使う

業務の交通整理ができたら、それをもとに会計ソフトを設定していきます。これはシステムの設定というよりも経営判断材料の設定です。

その設定の際に行うのは取引の登録。
勘定科目や摘要、部門を設定する際に数字で検索できるようにします。特に、よく使う摘要はすべて登録しておきましょう。

例えば、交通費を選ぶときに出てくる摘要として、

  • タクシー代
  • 電車代
  • 出張宿泊費
  • 航空券代

などを登録します。

これをすべて数字で呼び出せるようにしておくのです。そうすると、会計ソフト入力の際にテンキーさえあれば仕訳を行うことができます。

 

仕訳入力する項目は5つ

仕訳を入力する際に、どの会計ソフトも最低以下の5つを入力するようになっています。

  1. 日付
  2. 勘定科目
  3. 摘要(取引内容)
  4. 金額
  5. 消費税区分

このうち、1と4は明らかに数字入力です。そして、5は自動的に入力されるものがほとんどです。
残りの2と3について、前述の通り数字で検索できるようになれば、タイピングが不要となります。

また、項目の移動はマウスではなく、エンターキーを使うとスピードアップだけでなく、手の疲れも軽減できますよ。