いよいよカフェを開業できる準備が整ってきた!不動産屋めぐりも本格化!事業資金も調達しなきゃ!
と、そんなときにカフェは会社を作ってオープンした方がいいのか、個人のままスタートしていいのか。
あとから、「そうだったのかー!!」なんてことになることにならないようにどう違うか確認しておきましょう。
個人事業主と会社の違い
個人事業主
●手続き
税務署などに開業届を提出
●給料
なし
ただし、利益から生活費をまかなうことができる。税金があとから納税なので注意。
●銀行口座
個人名義で問題ありません
●確定申告
1月〜12月分のもうけを翌年2月16日〜3月15日に確定申告
●税金
確定申告により所得税を納める
消費税は2年前の売上を原則確認するため、オープンから2年間は免税のことが多い
利益に応じて個人事業税が発生する
●帳簿
簡易的な記録から対応可能
税金優遇を受けたい場合は、簿記を使った帳簿が必要
●年金、健康保険
国民年金および国民健康保険
株式会社など
●手続き
会社設立のため、
定款作成→定款認証→法務局にて登記→税務署などへ届け出
●給料
役員報酬としていただくことができます。
役員報酬は税務上の規制があり、原則年度内で自由に変更できません。個人事業主のように資金を勝手に生活費としてとることもできないので生活資金の確保が事前に必要です。
●銀行口座
法人名義で作る必要があります
●確定申告
決算から2カ月以内に行います。
決算月は会社設立時に自由に設定でき、一定の手続きをふめば途中でも変更可能です。
●税金
利益に対して、法人税などの国税と、法人道府県民税、事業税がかかります。
消費税は個人とほぼ同様ですが、資本金により初年度から発生することがあります。
個人の税金は給料から差し引き、年末調整を行う必要があります。
●帳簿
簿記による帳簿が必要です。
ほとんどの会社が会計ソフトを利用して作成しています。
●年金、健康保険
厚生年金と社会保険に加入する必要があり、半分は会社負担、半分は個人負担となります。
おすすめはどっち?
個人事業主は気軽に始められ、小規模な店舗や家族経営などに向いています。
会社にすると、自分とは別人格となります。多店舗展開や友達と共同経営などを考えているときに向いています。
特に会社にしなければならないなど、外部的なしばりがないのであれば個人事業主からスタートすることがおすすめです。
会社にすることはいつでもできます。
どちらにしても、どんなお店にしていくか目標を持ち、計画して実行していくことが大切です。
どんなお店にしたいか、会社にすべきか悩んだときはいつでもご相談ください。