こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。
開業したら必ずやらなければいけないのが帳簿付けです。
苦手な方も多いですよね。
そこで、便利とされているのが記帳代行。
はたして本当に便利なのでしょうか。
なぜ会社で帳簿付けを行った方（自計化）がいいのでしょうか。
記帳代行とは
記帳代行とは、領収書や請求書・通帳をまとめて記帳代行会社又は会計事務所に送付することによって必要な会計帳簿を作成してもらえるサービスです。（当事務所では基本的に受け付けておりません）
とっても楽なので、本当に苦手！という方には嬉しいサービスですね。
では、記帳代行のメリットとデメリットをみてみましょう。
メリット
- 何もまとめず丸投げＯＫな事務所がある
- 経理を雇うよりコストパフォーマンスがよい
- 基本的に間違えなく帳簿作成してくれる
- 専門的知識不要
- 本業に注力できる
デメリット
- 丸投げＮＧだと現金出納帳や預金の取引内容を結局まとめさせられる
- 業績がわかるのが早くて翌月後半であり、季節も状況も変わっていて単なる過去計算
自計化とは
自計化は会計事務所が楽するためのものだと思われているケースも多々ありますが、実際は効率化するための手段でもあります。
自計化についてもメリットデメリットをみてみましょう。
メリット
- リアルタイムな業績把握ができる
- 先の見通しが立てられる
- 売上回収漏れを早い段階で防げる
- 経費の無駄に気付ける
- 資金繰りを把握できる
- 会計事務所の事務作業を軽減することにより別の付加価値として情報を得られる
デメリット
- 記帳代行より作業が増える場合がある
- 業務のやり方を変えなければいけない場合がある
- 経理知識が多少でも必要となる
- 設備投資が必要となる場合もある
- 会計事務所が何もしてくれなくなる場合がある
どっちを選ぶ？
記帳代行と自計化いかがでしょうか。
前述したとおり、記帳代行はとても楽です。
しかしながら、当事務所には記帳代行を頼んでいた会社さんからの自計化に移行する依頼が多く来ます。
まずは開業したらお金の流れを知ることから始めると資金繰りなど経営が楽になります。
完璧ではなくても、自社で経理を行うことはとても良いことです。
間違えが合っても会計事務所が発見してくれるでしょう。
経理のやり方一度見直してみてくださいね。
当事務所ではバックオフィス業務効率化や経理改善コンサルティングを行っております。
