お店の売上って何でできているかご存知ですか?

決算書を見ても年間分しかわかりません。試算表を見ても月間合計しかわかりません。エクセルで日報に作っています。こんな方がとても多くいらっしゃいます。

お店の売上の中身を知ることでお店の強みや課題が見えてきますので、ちょっと売上を分解して考えてみましょう。

 

売上の算式

売上は以下の要素からできています。

売上=客数×客単価×営業日数

つまり売上は3つの要素からできています。

とは言っても、一年分これを数えるのは無意味です。
日々管理されていることが望ましいですが、この3つだけではまだまだざっくりとし過ぎていますので、もう少し細かくみていきましょう。

客数

お客様の数を単純に全部数えるのではなく、様々な属性にわけてみましょう。
分け方は自分たちが今知りたい分類です。

例えば、

  • 新規顧客 or リピート客
  • 男 or 女
  • 社会人 or 学生
  • 単身 or 家族連れ or 接待 or 友人  など

お店の強みはどこでしょうか。

客単価

こちらも同様に客単価と言っても要素が違います。

  • ランチ or ディナー
  • イートイン or テイクアウト
  • フード or ドリンク   など

原価に対する価格は適正ですか。どこかにしわ寄せはありませんか。

 

営業日数

  • 曜日変動
  • 季節変動
  • 外部環境(近隣のイベント) など

変動の波を把握できていますか。

 

売上の中身をつかんで次の一手へ

売上の中身がわかると、お店の強みが見えてきて次の一手が打ちやすくなります。
でも、これを集計するのも大変です。

やはりこんなときはPOSレジは優秀ですよね。POSレジがなくてもアナログで集めたものを日々日報ソフトや会計ソフトに記録することをお勧めします。

ここで注意が必要なのは、二度手間や更なる手間はなるべくつくらないこと。長続きしません。そして、記録して満足しないこと。記録を集計したものを活用して意味のあるものになります。活用しないのであれば必要ありません。

〇〇率とか考える前に、まずは自分のお店のこと知ってみませんか。