こんにちは。
愛され続けるお店つくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

経理というと難しいと考えてしまい、苦手意識をもつ飲食店さんが多くいらっしゃいます。
調理という技術で仕事をしてきているから、数字となるとめっぽう苦手という感じなのです。
そして、会計ソフトとなれば普段使わないパソコンまで使うことになります。

でも、実は飲食店の経理は慣れてしまえばルーチンワーク。
そして、自分でもわかる仕組みを作るともっと活用できます。

単純だからこそ、わかりやすくする。
そして、自動化できる部分は自動化することがミスを減らし、経理を楽にします。

 

勘定科目を決める

経理をするには、勘定科目といって入出金や収益・費用など項目別に分ける必要があります。
家計簿をつける感覚で、だいたいの経費の名前に当てはめていけば大丈夫なのですが、経理をしっかりと経営に役立てたいのであれば、ここが一番大事です。

売上は1つでいいのか。
ランチとディナーで分けたり、ドリンクとフードで分けたりもできます。

仕入には何が入るか。
食材や飲み物、調味料だけで大丈夫か。

おしぼりやペーパーナプキンなどお客様の数によって変動するものはどのように処理するか。

どんな入金・出金がお店にあるのか把握して分析してみましょう。
飲食店の経理は基本的に毎月変動がなくシンプルです。
だからこそ、最初にルールを決めておくと楽になります。

 

自動化できる部分は自動化する

最近のPOSレジや会計ソフトは非常に便利になっています。
初心者の方でも簡単に使えるように工夫している会社が多くなってきているのです。

たとえば、Airレジとfreee(会計ソフト)の連動。

クラウドサービスのレジを使用し、クラウドサービスの会計ソフトと連動したり。
レジがない場合やPOSになっていないのであれば日報をシステム化して会計ソフトに連動したりするなど。
日々の売上処理が自動化できるだけで作業量は1/30に減ります。

また、最近では預金口座もネットバンキングを利用していると会計ソフトに取引が連動できます。

こうした自動化で専門的な知識も必要なく、ミスも減らすことができるため小さな飲食店にはお勧めです。

 

当事務所では、お店に合った経理業務を提案する経理改善コンサルティング会計ソフト導入サポートを行っています。
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