こんにちは。愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。
ものを買ったら領収書をもらっておけば経費にできると思ってレシートではなくわざわざ領収書をもらってくる方が多くいらっしゃいます。
領収書をチェックしていると怪しさが見えてくるんですよね。税理士が怪しいと思うものは税務署も怪しいと感じます。
ポイント① 領収書=怪しい
領収書ってなんだか正式な書類のように感じますよね。印鑑も押してあるし。
たしかに正式な書類ですが、完璧な書類とは言えません。なぜなら、省略されていることが多いから。次の点を確認してみましょう。
- 日付は記載されていますか
- 宛名は空欄又は上様になっていませんか
- 但し書きが空欄又はお品代になっていませんか
- 金額記載されていますか
- 空欄を自分で書いていませんか
ね、不明点が多いです。怪しさ満載!
ポイント② レシートとここが違う!
領収書とレシートでは記載されている内容が異なります。経費にするために必要な項目を比べてみます。
領収書 | レシート | |
日付 | ○ | ○ |
金額 | ○ | ○ |
内容 | △ | ○ |
お店の名前 | ○ | ○ |
負担する人 | △ | × |
上記の通り、領収書は全てが○ではありません。前述した通り、省略されやすいところに△があります。
逆にレシートは負担する人を記載する宛名欄はありませんがしっかり内容が記載されています。よってレシートは、領収書よりも信憑性があります。
小売店、飲食店でしたら負担する人の名前は省略可能となっています。つまり、レシートでも大丈夫ですので領収書書いてもらう時間を省略しましょう。
ポイント③ これだけはやってはいけない
最近はレシートと領収書が一体化しているものもあります。特に家電量販店などで多いです。
これをご丁寧にチョキンと切ってくださる方がいらっしゃいますが、隠してる感じがするのでやめましょう。
レシートの長さを気にするよりも、中身が大切です。
また、領収書の空欄を自分で書くのもNGですよ。もし情報が必要なら裏面にメモしておきましょう。