こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

会社を作ったり、事業を始めたら必要なものは帳簿です。
法人税や所得税で必須とされていることはもちろんですが、お店のために帳簿を作る必要があります。

そこで、役立つものが『会計ソフト』です。以前は手書きの帳面をいくつも記載して、集計しなければならなかったので知識も正確性も必要でした。
今では、簿記の知識がなくても使えるようにと作られます。

しかし、会計ソフトに任せれば大丈夫ということもないのが現実です。
やはり、簿記の知識が必要かと言いますと、必ずしも必要とは限りません。もちろん、知識があるに越したことはありません。

会計ソフトを使う前に必要なこと

  1. お店の取引の流れを把握する
  2. 発生する項目を整理する
  3. 経営状態が確認できる設計をする

一度事前に流れができてしまえば、基本的にはルーチンワークです。毎回悩まずに済みますし、経営状態も見えてきます。

また、最近では銀行口座やクレジットカード明細が連携できる機能も充実していますので、活用して経理を自動化すると作業を減らすことができます。

帳簿を作ったら必ず確認しておくこと

会計ソフトに入力しているから安心と思ってやりっ放し状態だと間違えに気付くことができません。

よくあるのが売上の二重計上や計上漏れなど損益に影響することです。

最低でも試算表で次のことを確認しておきましょう。

  1. 預金残高が通帳と会計ソフトで一致しているか
  2. マイナス残高がないか
  3. 異常に大きな数値がないか

この3点をチェックするだけでもだいぶミスは減ります。