お店を開くには資金が必要になります。お店の形態や規模、物件によって異なるのでいくらあればOKということはありません。
とは言ってもいくら必要かわからなければオープンに踏み切れませんね。
開業資金はいくら必要?
開業にかかる資金は次のようなものがあります。この金額は、計画を立てて計算してみましょう。
●不動産契約費用
敷金、礼金、仲介手数料、家賃2ヶ月分
●内装費用、厨房機器など
店舗の内装や冷蔵庫、テーブル、棚などお店を作るための費用
●3〜6ヶ月分の運転資金
仕入れや人件費、家賃などの経費がまかなえる資金
自己資金はどれくらい準備する?
開業資金の必要額がわかったら、次はそのうちいくら自分で準備する必要があるかです。
もちろん全額自分でまかなえれば問題ありません。しかし、現実には1,000万円以上となることが多く、一部を借り入れにより準備する傾向にあります。
借り入れすればいいから自己資金なんていらないじゃん。と思ったらそれは間違えです!
お金が全くない人にお金貸したいと思いますか?
お店を開こうと思っていたら事前に資金を準備するはずです。
はじめから他人に頼る気まんまんの方にお金を貸してもお店の経営がうまくいくとは思えず、貸す気にもなりませんね。
では、いくら用意しておくと良いのでしょうか。
目安としては日本政策金融公庫での新創業融資で自己資金1/10以上とされていますので、最低ここまでは必要です。1,000万円なら100万円ですね。
できれば必要資金の1/3〜1/2用意しておくと安心でしょう。
お店をオープンする前に、物件を借りる前に開業資金がいくら必要かしっかり確認してみましょう。
また、飲食店では2年以内の廃業率がとても高くなっています。
飲食店の認知度が上がる前に資金ショートが起こることも。追加で借り入れはクビをしめてしまいます。運転資金のほかに、ご自身の生活費2年分も確保しておくことをお勧めします。
お金の余裕が心の余裕につながり、サービスにも現れます。念願のカフェ経営、永く続くように余裕を持って開業しましょう。