会計ソフトの導入を検討する方々から良くご相談を受けます。
近年ではクラウド版が普及し、初心者向けにはとても使い易くなっています。
ではクラウド版と従来型、どちらが良いのでしょうか。
クラウド版
メリット
● データを自社パソコンで管理しないため、パソコンのハードディスクが損傷しても影響はない
● どのパソコンからでもアクセスできる
● Macに対応しているものが多い
● ネット銀行やクレジットカード情報を取り込める
● 言葉や入力方法が比較的初心者向け
デメリット
● データは他社が管理
● ランニングコストがかかる
● ネット環境が必要
● 動きが遅いことがよくある
● データ確認や出力には不便が多い
従来型
メリット
● 初期投資のみの低コストで導入可能
(法律変更によるバージョンアップ、保守契約をする場合を除く)
● ネット環境はいらず、比較的スムーズに入力できる
● 設計が自由にきくため経営に役立つ管理会計を行いやすい
デメリット
● パソコンが壊れた時にバックアップがないと困る
(データを保存するサービスを実施している会社もあり)
● 専門用語が多く、初心者には慣れるまで時間がかかる
今の段階で機能が多いのは従来型でしょう。
しかし、クラウド版はまだまだ新しいものが多いですが、これからどんどん使い易くなってくると予想されます。
何を目的に導入するかが大事です。
申告のために帳簿をつけるのか、管理会計を行うのか。
会社はどこを重視するか。コスト?利便性?
会計事務所に顧問を依頼している場合には、会計事務所が推奨するものが良いということもあります。
どんなソフトがいいかの相談もお受けしております。