愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

先日、会計ソフトのfreeeが発行している情報誌、「経営パートナー」に掲載されました。


今月号の特集は「AIと働く」というもの。

主婦も経理も時短が大切です。

 

AIで必要なくなる会計事務所の存在?

どんどん便利になるAI。これによってなくなる職業で税務申告書類の代行者や会計の事務員などが挙げられています。とはいうものの、記帳やりたくない→会計事務所と考える方もまだまだ多いのは事実です。

しかし、会計事務所に記帳を任せるのはあまりお勧めしません。基本的に人がやっていますし、時間もかかります。AIをうまく活用することをお勧めします。会計事務所はその基盤や先のことで活用しましょう。

 

経理は作業係ではない

経理の事務員もなくなる仕事の一つとされていますが、会計事務所同様に経理にどんな仕事をさせるかが大切です。

帳簿作成は作業です。経理にはそのほかの仕事もたくさんあります。日々のお金を管理する。請求する。精算する。次へ繋げる数字の活用。。。

単純に帳簿を作る作業であればこれからは人材の必要性も少なくなっていくでしょう。AIをうまく使ったうえで、その結果を活用できる人材が今後必要とされていきます。

 

AIで自動化するために必要なこと

今後のAIの活躍はまだまだ未知の世界ですが、現状ではAIが完全とは言えません。経理の自動化とはいっても、仕組みや基本が理解できていないと自動化したつもりが自動化できていないことになります。

自動化させるためにはまず取引を3つに分けます。

① 何度も同じように出てくるもの

完全に自動化して帳簿登録を行います。

例)振込手数料や税理士顧問料など

 

② 似たような感じだけど毎度少し変わるもの

取引を推測できるようにして、考える時間を短縮します。

例)ネットショッピング、suica利用など

 

③ 1回しか出てこないもの

仕方がないので都度行いますが、自動化できるものか考えます。

 

 

自動化したいなら現金を使わない

自動化するためには、なるべく現金を使わない銀行・クレジットカードを利用します。これで領収書を処理することが減ります。いくら自動化しても現金で支払った領収書は読み込ませるなりの手間が増えます。

自動化できるネットバンキングやクレジットカードになるべく集約しましょう。

それでも現金しか使えない場合があります。このときは、会計ソフトに仕訳のテンプレート(辞書)などを作成しておけば、日付と金額を変えるだけ。機能をふんだんに使いましょう。

このように自動化を進めていくことで帳簿作成にかかる時間がどんどん削減できます。

あなたの会社がどこまで削減できるか気になるようでしたらいつでもご相談ください。