こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

 

年末になり、確定申告の準備を始める方も増えてきました。
そんななか、昨年の確定申告書を眺めていたら提出した後に間違え発見!!ということはありませんか?

あの時ちゃんと見ていれば、こんなに税金損しなかったのに・・・

 

確定申告書は訂正できる?

すでに提出した確定申告書。そのもの自体を直すことは基本的にできません。
簡易的な間違えであれば、税務署から電話が来て先方で修正してくれることもあります。しかし、本来は訂正するために手続きが必要になります。もちろん、手順を踏めば訂正できるというわけでもありません。

 

確定申告書の間違えを正す2つの方法

① 修正申告

言葉を見るだけでもわかりやすいですね。申告書を修正する行為です。
これは、税金が本来納めるべき金額より少なかった場合か、繰越損失が本来より大きかった場合に修正するものです。

税務署にとっては得する話なので、提出すれば基本的に受理されます。

 

② 更正の請求

こちらはちょっと難しい。でも、名前の通り、請求をする行為です。
①とは反対に、納め過ぎた税金を還付(返金)してもらう繰越損失が本来より少なかったため訂正してもらう行為です。

この手続きは、税務署からお金が出ていきます。このため、返金手続きは慎重に行われることになります。
本当に確定申告書が間違っていたのか、しっかり調査をしてから還付手続きに入ります。

また、修正申告より請求できる期間が短くなっているのも特徴です。
どちらにしても、通常の確定申告にプラスαの作業が入るので、手続きが面倒であることには変わりありません。

 
なるべく修正がないように、確定申告書を提出する前に再度確認してみて下さいね。