こんにちは。愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

お店を運営していくなかで、かならず必要なものが現金です。

しかし、手元に小銭など現金があればいいわけではありません。現金は記録を付けなければ煩雑になりやすいため、しっかりとした管理が必要になります。

現金管理は意外と細かくて大変なものです。だからこそ、必要なものと必要でないものを分けることが重要です。

お店に必要な現金

レジのなかの釣り銭は必ず用意しておきましょう。

当たり前ですが、毎日金種別に残高を確認して不足がないか、日報を作成しましょう。

 

お店に必要ない現金

売上金と小口現金です。

売上金は翌日までに銀行に預け入れられるといいですね。数日分溜まった場合でも、なるべく日ごとの売上額を分けて入金すると現金過不足がわかりやすくなり、減ります。

そして、小口現金は要注意です。

まず、売上金からそのまま経費を使うのはやめましょう。現金の仕入れなどで小口がどうしても必要であれば、経費用の小口現金を用意しましょう。

しかしこれでは2つの管理が必要になり手間は増えます。水道光熱費など口座引き落としにできるものなど、小口現金で支払わなくてよいものは現金をやめましょう。

また、立て替えを行い、特定日に精算する方法もおすすめです。

売上金から誰でも気軽に経費を使えると、現金はザルから流れ出るように出ていきます。現金の使い方、一度見直してみて下さいね。