こんにちは。愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

お店を営んでいても、ツケやクレジットカードで売ったりすることがあります。このツケ(掛け売上)の回収がきちんと行われているか、店舗経営にはイレギュラーなため管理されていないことが多々あります。

そんなときに会計ソフトで解決する方法をご紹介します。

 

連動できるシステムを選ぶ

会計ソフトは様々な会社が出していますが、そのソフトと連動できる請求書発行システムがあります。有料、無料さまざまですが、店舗経営が主体なら無料でも充分です。

弥生会計の関連ではmisocaというシステムがあります。また、クラウド会計のfreeeでは会計ソフトに請求システムがついてきます。取引先名で検索し、入金まで連動して管理できるためとても便利です。

 

会計ソフトを活用する

請求書の発行までいらない、請求書が馴染まない取引である場合には会計ソフトでの入金管理がお勧めです。

入金時に売上を認識するのではなく、商品を売った(飲食をした)時点で売上を認識して『売掛金』で管理しましょう。入金時には売掛金を消し込みます。

このときに設定しておく必要があるのが、取引先の名前などで売掛金に補助科目を作ることです。補助科目ごとに残高が確認できるようになるため、月末時点で未入金かどうか一目でわかるようになります。

 

資金繰りにも役立つ

入金管理ができると、売上先の入金サイクルがつかめますので、資金繰り予定も組みやすくなります。

また、滞りがちな得意先もわかり事前に対策を練ることができます。管理できる環境ができたら入金確認をしっかり行いましょう。時が経つと回収できなくなる恐れがあります。

売上があっても入金がされなければお店にとって致命的です。利益があってもお金がなければ経営難に陥ります。大切な資金、しっかり管理していきましょう。