こんにちは。
愛され続けるお店づくりをサポートする税理士の酒井麻子です。

わからないことはその道のプロに聞け!疑問や問題が起こる前に経営者なら知っておきたい話。会社の安全を守るため、専門家の方々から事前に学ぶコーナーです。

専門家コラム連載第1回目は弁護士の高井翔吾先生にお伺いしました。

日常で弁護士先生に依頼するというと敷居が高いと感じてしまいますが、高井先生は問題が生じる前に一策を講じることを推奨していらっしゃいます。難しいと思い、敷居をあげているのはご自身かもしれません。日々交わす取引の契約など身近なところからの相談にも高井先生は応じています!不要なトラブルが生じる前に弁護士先生を活用することは、会社の明日を守ることも繋がります。

高井先生からメッセージを頂きました。

 

法律のイメージとは

起業をご検討の方、または、すでに起業をされている方にとって、「法律」とはどのようなイメージでしょうか?

「堅苦しいし、難しそう・・・」

「よく知らないけど、今のところは特に問題が起きていないし、何かあったときに考えれば・・・」

といった方が多いのではないでしょうか?しかし、法律は、ビジネスにおける基本的なルールです。クルマを運転するのに「青信号で進む、赤信号で止まる」といった交通ルールを知っておかなければならないように、起業をしてビジネスを行うにあたっても、最低限知っておくべきルールがあります。何もトラブルがなければそれが一番ですが、万が一トラブルに巻き込まれた場合、「ルールを知らなかった」では済みませんし、取り返しのつかないことになりかねません。何かあってからでは遅い、というケースが多いのです。

ルールを知っていれば、リスクがどこにあるか、そのリスクを手当てするにはどうすればよいか、を考えることができます。

「転ばぬ先の杖」として、ビジネスに関わるルールを、肩肘張らずに身につけていきましょう!

 

連載予告

第1回 口約束でも契約になる?知らないと怖い「契約」の意味

第2回 取引先が代金を払ってくれない!代金回収のテクニック

第3回 突然、訴状が届いたら・・・放っておくと大変なことに!

第4回 人を雇うときのルール、最低限これだけは押さえておこう!

 

プロフィール

高井翔吾先生

弁護士 高井翔吾
(東京弁護士会、池田・高井法律事務所)

 

【 経 歴 】

東京大学法学部、東京大学大学院法学政治学研究科を卒業後、アンダーソン・毛利・友常法律事務所にて企業法務全般を取り扱う。独立後は、契約書のチェック・作成、取引先との交渉代理、紛争対応など、ビジネスに伴う各種法的トラブルをトータルにサポートしている。

モットーは「事前の一策、事後の百策に勝る」。法的トラブルをそもそも生じさせないこと、不幸にも生じてしまったトラブルについては依頼者の利益のために妥協せずに戦うこと、を心掛けている。

【 趣 味 】

ジョギング後にビールを飲むこと(アサヒスーパードライが好み)。

【 論 文 】

「嘱託先が正当な理由なく調査嘱託への回答を拒絶した場合に、訴訟当事者に対する不法行為の成立が否定された事例(東京高判平24.10.24)」(ビジネス法務 2013年5月号)

【 会務活動等 】

日弁連交通事故相談センター東京支部 東京都26市役所(府中)交通事故相談担当弁護士
東京弁護士会 骨髄等提供最終同意立会弁護士

【 ホームページ 】

http://www.i-t-laws.com